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曽我部恵一のブログを読んでいたら、「忘却の海」という言葉に出会いました。
曽我部さんのブログは毎日チェックするお気に入りのひとつ。この間も、娘さんと喧嘩した話のくだりがあまりにもよくて、気がついたら何回も繰り返して読んでいました。 今日もそんな風に何気なく読んでいたら、この言葉に引っかかってしまったのです。 「忘れる」ということについて、よく考えます。とても便利だけれど、怖い言葉だとずっと思ってました。 初めて「忘れる」ということについてあれこれ考えたのは、もうずいぶん前です。発端はトモフスキーの「忘却toハピネス」っていう曲でした。大雑把に言うと、人はどんどんいろんなことを忘れていく、だけど忘れてしまうことは重要じゃない、忘れてしまっていいことなんだよ、っていう主旨の曲です。 これを聞いたとき、すごく、納得したんですよ。忘れるっていうのは無意識の行動でしょ。自分の意志で忘れようとして忘れるのって難しい、というより不可能。自分からこぼれ落ちてゆくものまで、追いかけて拾い集めなくていいんだ、そう思ったらすごく楽になったんです。何だか。 それから随分月日は流れ、次に出会ったのが「ボクたちは忘れていく それに驚くばかりだ」でした。あまりに感銘を受けて、このブログのタイトルに拝借してしまいましたが(申し訳ありません)、the hairの「ゼア・シー・ゴーズ・アゲイン(&アゲイン)」でした。あいさとうって人は、混沌や暗闇の中にいても、スコーンと、ずっと先まで見通しているような詩を書く人だと思います。あいさんのブログ(というかエッセイなのかな)も更新されたら欠かさず読んでいますが、今の私にとって、最も共鳴する言葉を発する人なんですね、多分。 ちょっと話がそれましたが、本当に自分でも驚くほど、人間は忘れていく生き物なんだと思います。しかも都合のいいことばっかり忘れる。人から言われて一生懸命対応しても、言った相手が忘れていたりするでしょ。逆に自分がそうしてることもあるだろうし。 だけど、「忘れる」というのは必要なことです。忘れるから、生きていけるんだと思います。嫌なこととかつらかったことを全部覚えてたら、大変なことになってしまいますよね。忘れるということは、知恵のつき過ぎた人間の前向きな逃避なんだろうな。さっき忘れるという言葉は怖い、と書きましたが、忘れることを悲観したり恐れたりしなくてもいいんだ、そう思ってます、今は。 冒頭の話に戻りますが、曽我部さんのお話は、日の目を見なかった曲たちが忘却の海へと消えていったっていうものでした。たとえ忘却の海へ向かってしまったものでも、自分にとって必要な大切なものならば、沈まないで漂っていて、またすくい上げたり出来るんだろうな、と思います。きっと。
by mod_only_knows
| 2007-12-08 00:00
| 日々の泡
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