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今日は、渋谷のマリアの心臓まで、「第二回 少女恋の美學展」を見に行ってきました。
マリアの心臓は初めて行きましたが、何ともすごいところでした。 公園通りの、居酒屋なんかも入ってる雑居ビルの地下でエレベータを降りると、もういきなり別世界です。あまり広くない空間に、所狭しと人形が展示されています。 まず、場所に驚き、思っていたより狭いのに驚き、とりあえず受付で入場料を払って奥へと。結構人がいました。やっぱりというかなんというか、ひらひらゴスロリの女の子二人組がいました。愛好家としてもつくり手としても、また存在そのものが、「少女」と切り離す事ができないのが、人形の常なのでしょうね。人形の存在するところ、かなりの確率でロリータの女の子たちに出会います。展示の仕方も限りなくそれを意識した感じでしたし。そのあたりが、私には微妙に複雑なところなのですが。 今回の展示には、もちろん我が師匠、四谷シモンの人形も展示されていますが、今日の目的は天野可淡。カタンドール、天野可淡の人形と出会ってなかったら、私は球体関節人形の世界に足を踏み入れたりしなかったでしょうし、これほど人形に狂ったりもしなかったでしょう。もうこの世にはいらっしゃらない方なので、新しい作品が発表される事もないし、カタンドールの時間は止まったままです。残された何冊かの写真集をながめるだけです(これも今は絶版で手に入らないみたいだし)。 果たして、一番奥に可淡の子供たちはひっそりと居ました。 明るい陽射しよりも、月の光が似合うような、淋し気な、だけど意志の強そうな、ちょっと重そうな瞼の、まっすぐな目をした人形たち。しばらく動けませんでした。長い長い時間、じっと見つめる事しかできませんでした。 本物の、カタンドールです。可淡の手が創り出した少女たち。逢いたかった。やっと逢えました。恐ろしく、透き通った目をしていました。 オルゴールもありました。音色とともに廻る可淡の人形たちに、言葉も出ませんでした。 隣に展示されてる人気の恋月姫の人形は、透明なバラ色の肌をして、今にも起き上がって動き出しそうでした。他にも秋山まほこや三浦悦子といった人気作家の人形や、丸尾末広や萩尾望都の直筆の絵もありました。個人的に金子國義と宇野亜喜良がみれてうれしかったです。四谷シモンは少女の人形が3体ありました。 アンティークドールの展示もあって、イタリアのレンチドールがすごくかわいかったです。1920年代からあるフェルトの人形で、さすがイタリア!なポップな色使いと、目の表情が何とも言えず愛らしいんです。あまりのかわいさに、レンチにもはまりそうです(笑) 狭い空間をぐるぐると、何回も可淡の人形の前に行って眺めました。おそらく企画展のないときでも常設されてるはずなので、ここまで来ればまた逢えるのですが、なかなか離れられませんでした。 私が一番好きな可淡の人形は、赤い襦袢を着て肩に髑髏をのせた人形です。 この世のどこかに存在してるはずなので、いつか本物に出会ってみたいです。 「マリアの心臓」、さっきも書いたように、展示の仕方が微妙なのですが、人形の捉え方なんて人それぞれ。「第二回 少女恋の美學展」は、3月25日まで。興味のある方はぜひどうぞ。 せっかく渋谷まで来たので、東横の成城石井で「和三盆ムースと黒蜜寒天ゼリー」を買って帰りました。これは興味がなくても甘い物好きな人は絶対食べた方がいいです。甘さとかムースとゼリーの配分とか、何もかも絶妙にすばらしいですよ。
by mod_only_knows
| 2007-01-21 22:53
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