天気予報の通り、午後から雨になった。
暦の上では3月になったけど、少し肌寒くて足下に電気ストーブをつける。
人形の色々を進めたり、返却期限が近づいた図書館の本を読み進めたり、
ラジオを聴きながらアイロンをかけたり、いつもの日曜日だ。
5月の展示に向けて、いつも何かしら手を動かしているような日々だけれど
それはイコールとても充実した楽しい時間であるという事だ。
自分の好きな様に時間を使い、心ゆくまでやりたいことがあるのだから。
濡れた舗道を車が通り過ぎる。
時計がカチカチ時を刻む。加湿器が息を吐く。本のページをめくる。
夕暮れがやって来る。
春の雨は静か。
そして春の雨はやさしい。